ベルギーの学校-お掃除

ベルギーについて

日本の学校では、生徒が教室の掃除をさせられていた。

日本の、子供たちが自分たちで、教室をお掃除する習慣は悪くないと思う。つまり、子供たちに自分の教室、教材を大切にする習慣、という意味で日本らしくて良い事だったと思う。

欧州の学校は、必ず掃除の人達が来てくれて掃除をしてくれる。

欧州では、そのあたりの役割分担がはっきりしていて、朝7時から学校の始まる8時間半まで、それから終わった4時ごろから6時半までは、先生ではない、子供のお世話をしてくれるおばさんたちが来てくれる。
この人達は、特に教員の資格がなくてもできる。

先生のお仕事は、生徒たちに授業をすることだ。

給食のおばさん達も別にいるし、それと同様お掃除の人達も別にいる。

学校内のクラブ活動もないので、他のアクティビティをやりたい子供たちは、それぞれ申し込みをしていて、水泳教室だとか、サッカークラブとかに散っていくので、それぞれの主催されている人が責任を持って子供たちを見る事になる。

この役割分担がはっきりしている、という事も、ある意味悪いことではないと思う。
まず、先生の負担が減る。というより、日本で働いている先生たちの負担が多すぎると思う。
日本の先生は、見ていると、あれもこれも任されて大変だと思う。

それと、学童保育の方、お掃除の方や給食の方もお仕事が必要な方たちで、ちゃんとお給料をもらって生活をされている。雇用を促進していくのは、社会として大切な事だ。

そうそう、面白いバイトがある。
子供たちがが高校2年生になったら、校内でのバイトが許可される。
これが、食堂か、掃除のバイトだ(笑)

このバイトに登録したら、学食で12時から1時半くらいまで、食堂のおばさん達に混じって、皿洗いや、床拭き、片づけなどの手伝いをする。
掃除の方は、学校が終わる5時くらいから6時くらいまで、掃除のおばさん達と一緒に掃除機をかけたり拭き掃除をしたりする。終わったら、掃除の人にサインをもらう。

ちゃんと週何度、何曜日の何時から何時という契約書を交わし、一時間7ユーロくらいだったかな?もらえる。これは、面白いと思う。

親としても、学校でやってくれると何かと安心だし、子供たちもちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるし、仕事のしんどさも経験できるし、いい案だ。

日本の、躾的にやらされるのも悪くないが、社会の雇用の一員として仕事を任される、という方法も悪くはないと思う。

 

 

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