昨日はゴミの日だった。
ブラッセルは白いゴミ袋に入れる何でもOKの可燃ゴミが週2回、ペットボトル、アルミ缶類の青い袋、紙類の黄色い袋は週1回の回収になる。ゴミの分別は主にこの3つ。あと、生ごみを入れるオレンジの袋、木とか枝を入れる緑の袋が存在する。
アパートだと、でっかいコンテナみたいなのが置いてあったりする。
オランダ語圏だと、黒いゴミ箱に生ごみをそのまま入れないといけない。
袋にいれてはダメだ。そのままコンポストに持って行かれて、土に帰すからだ。
少し郊外に住んでいる人は可燃ゴミ収集が週1回だったりするので、その辺は都会に住んでいる特権だ。まあ、ブラッセルは都会というほど都会でもないのだが、この辺りだとそこそこ都会だ。
欧州がいいな、と思う所は日本だと個人がゴミ置き場までゴミを持って行かないといけないけれど、欧州は、家の前に出しておけばゴミ屋さんが回収してくれる。これは手間が省けて楽だ。時々、カラスか猫かに袋を破られていることがあるけれど、家の前なので、当人が掃除をすればよいだけだ。
あと、ゴミの分別が緩い(笑)。それほど几帳面に分けなくてもいい。まあまあでOKな所だ。
紙収集の日だと、黄色の袋にキチンと紙を入れている人もいるが、段ボールをくくって出している人もいるし、段ボールの中に紙を詰めて出している人もいる。ぐちゃぐちゃでも、まあ持って帰ってくれる。
日本に帰った時に、ゴミの日の一日前だったけど、もう出発の日の朝だったので、「一日前だけど、いいやろー」と思って出したら、ゴミ収集場の前辺りに住んでいるおばさんから、怒られた。
欧州だと、時々1,2日前でも家の前にゴミを出している人がいる。あ~出張?バカンスかな?って思いながらみているし、誰も何も言わない。特に迷惑にならないし、その人も前もってゴミを出してるんだから、計画性のある人と思う。その感覚でいたけれど、日本では通用しなかった。
それに収集場の近所に住んでいるだけで、おばさんは直接関係ないやん。
一応、「もう今日海外へ出発してしまうので、今しかゴミだ出せなくて」と、その関係ないけれどゴミ収集場の近所のおばさんに弁解してみたが、「カラスがゴミを漁るのよ、ネットをしているけれどね。ゴミが散らかったら迷惑でしょう。ご近所の方に頼めないの?」
いやいや、ご近所さんにゴミを渡してこれ出してください、って頼むより、一日前に自力でゴミを出す方が普通じゃない?
ゴミ袋の上にはきれいにネットを張っている。私もちゃんとネットをかぶせて外に出ないようにしたし、明日にはゴミ収集が来るのだから。
ベルギーで、隣の人が「明日から旅行にでるので、ゴミを置いていくのでゴミ出しお願いできる?」なんて言われたら、「はあ?」。非常識な人って思うし、じゃあ今日出しておけば?って言いたくなるし、だいたい、他人のゴミをうちに置いておくのもイヤだ。
親切なのは良いけれど、親切を期待したらよくないと思う。
にっちもさっちもいかない状況の所、結局、とても親切な隣の方がわざわざ来てくれて、「ほら、明日出発って言ってたでしょう?ゴミの日を間違えていると思って」と、ゴミを預かってくれました。
そうそう、前日の夜、お隣の方に余った調味料とか、コメとかミルクとかを持っていって、明日、出発なので、って雑談をして、受け取ってもらった。覚えてくれてたんだ。😢
もう、これだから海外の方は日本人の親切心に心打たれるんだな。