2月2日はシャンドルー、クレープを食べる日だ♪
クリスマスから40日目にあたるキリスト教関連の由来がある日だ。
詳しい事情はよく知らないが、ともかくクレープを食べる日なんだ。
娘ちゃん達が小さい頃は、学校でも話題になるし、お友達と食べたり、学校で食べたり。クレープ大好きな娘ちゃんたちは、おうちでも作ってーってせがまれたりしたものだ。
ご多聞にもれず、我が家もこの時期にクレープを焼くのが何となく習慣っぽくなって、まあ、2日には限らないけれどこの辺りでだいたいクレープを焼いている。
ところが、ベルギーの不思議な所なんだけれど、これほど学校でみんながクレープの話題で盛り上がり、パン屋さんにもクレープが積み上げられているのに、ベルギーの反対側の半分、フランダースの方ではあまり知られていないみたいだ。
私は家はブラッセルなので仏語なんだけれど、会社がフランダースで、オランダ語の人が多い。オランダ語圏のベルギー人に「シャンドルーやね♪」って話を振ると「ん??」って顔をする。えっ?2月2日クレープの日やん。「え?何?」
いやいや日本人の私が知っていて、ベルギー人のあなたがなぜ知らない?
ベルギーの習慣やん、日本やったら節分、クレープじゃなくて恵方巻食べてるわ(笑)。
とちょっとびっくりする。習慣まで2分されるみたい。ともかくベルギーの言語対立は根が深い。政治もオランダ語圏とフランス語圏で分けられているので、色んなものの取り仕切り、方法が違う。教育の管轄も違う。
同じ日本人でも仏語圏に住むか蘭語圏に住むか、で子供たちの学校の費用が違う。外人だから違う、という事ではなく、住んでいるところによって違う。こちらを参照
学校の申し込み方法も違うし、教育方針も違っている気がする。
大学も、何となく言語で分かれている。
同じ自由大学でも仏語圏はULB, 蘭語圏はVUBと呼び、校舎も別々だ。ルーベン大学も仏語圏はUCL 蘭語圏はKU ルーベンと呼び、大学のある市が別々だ。
同じ名前を持つ大学でも言語によって分けている、っていうのはベルギーならでは、って気がする。
ブラッセルに住んでいるとあまり言語による軋轢を感じないんだけれど、それぞれ色々あるんやろうな、って思う。