この前、日本食材店「けんちゃん」に行った時、青い鳥がおいてあったので、久しぶりに読んでいたら、な、なんと、オーガスティン・ハーデリッヒがフラジェで演奏するってあるではないか!!
おお!!
このオーガスティン・ハデリッヒは、私たちの大好きなバイオリニスト。
一度、何かの拍子でユーチューブで聴いてから虜になった。
今日は、このオーガスティン・ハーデリッヒについて語らせてくれ~☺☺
彼の演奏をユーチューブで発見したのはどうだろう、10-15年くらい前かな?
最初聴いた時にすごい!って思って、検索をして色んな演奏を聴き、その後もユーチューブの視聴が増えていくのを眺めながら、何度も何度も聴いた。
その演奏と音に鳥肌がたつ、って言うのはこのことか、と思うくらいすごい心をつかまれる演奏だった。
彼の略歴を見ると、イタリアの田舎で、チェロを弾くドイツ人のお父さん、ピアノ、チェロをやっているお兄さんという音楽家族の中で育ち、5歳でバイオリンを始め、その後どんどん頭角を現し、ドイツで有名な先生の指導を受け、ピアノ、バイオリン、また作曲家というマルチタレント的に有名になっていった。
ところが15歳の時に火事にみまわれ、全身の60%にもおよぶ大やけどを負う不幸な事件に遭遇してしまう。ヘリで病院に運ばれるほど命の危険にさらされた大事故だった。
普通はここで心折れて、もう音楽なんてやめると思うのだが、ここで彼は数十回のおよぶ手術に耐え、リハビリを強靭な精神力でやりぬいた。
普通に指を動かす、という事すらままならない状態からバイオリンを奏でる、それも自分の意図する音が出るような繊細な動きを求められるレベルまで回復させるのには、想像もつかない限りの努力があったんだろうと思う。
あの不幸な事故から7年後、彼は見事なカムバックをはたし、2006年インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール優勝、2016年グラミー賞“最優秀クラシック・インストゥルメンタル・ソロ賞受賞という快挙を達成する。
これはすごい。普通に音が出せる、というだけでも大変だと思うのに、たったの7年で優勝まで持ってこれるくらい、動かない指やら関節やらを動く様に手術に耐え、リハビリに耐え、人の倍以上練習に励んだに違いない。
彼の演奏を聴いただけだと、そんな背景があったなんてみじんも感じさせられない、健常者が普通に練習して来た以上の演奏だ。
何の先入観もなく聴いても素晴らしい!
ということで、ありがとう、青い鳥さん、教えてくれて。
前も書いたけれど、情報収集能力がめちゃ低い・・・・。アンテナなんてサビてるんちゃう?って思うくらい。全然張り巡らせてない笑。
遅ればせながら、よし、チケット購入するぞーって思って、青い鳥に出ているURLをチェックし、ピコピコ進んでみたんだけれど、あれ?見当たらない。
ん?
あちこちからトライしてみたけれど、行きつかない。
どうも、もう売り切れみたいだ。
残念!
いや、そんなに好きやったら、もっと早く予約しーやー。(って声が聞こえる・・・)