今年を振り返る。同僚のお話し・・

その他

年末なので、今年を振り返ってみようかな?っていろいろ思い出に耽っていたら、同僚のことを思い出した。彼女のお話しはちょっと長くなりそうなので、今日は少し吐き出して?みたいと思う。

彼女は5年くらい前に、私一人ではもう仕事が回らない!って文句を言い続けてやっと雇ってもらったトルコ人のおばさん?だ。
私よりも年下なので、おばさんって言うのも失礼か・・笑。

今まで事務職を経験したことがなかったらしく、人は良いのだが、会社人としての常識にやや欠けるのと、論理的に考えるのが苦手、って感じだった。

常識があまりない、って言うのは、私には何も言わず急遽欠勤とか(唯一の同僚やん。一言言ってほしかったなあって言うと、その時も自分のアジェンダにはOFFって書いた、って言ってたけれど、わざわざあなたのアジェンダ見に行かないし)、部内の出欠表にも記載がないし、out of office mailもないし。わからんわー!
それに子供が忘れ物をしたのでもっていってあげる、と言って急にいなくなってしまい、そのまま帰ってこなかったり、とちょっと予測のつかない行動をとることも。
小さな部署だからまあいいんだけれど、社会人としてみたら、ほんまはあかんでー。って言いたかった。

彼女も普通に英語を話すのだが、メールにするとやや言葉足らずだったり、何が言いたいのかよくわからない文章を作るので、できるだけ、送る前には私に見せて、って言って一度チェックをして私が手直しをしてから送るようにしていた。
一度テンプレができると後はそれを使ってやってもらえばよいので、こっちからテンプレを作ってあげたりもしていた。

一応私の方が先輩?私はシニアで彼女はジュニアという肩書だから、仕事も丁寧に教えてあげた。手順だけではなく、なぜ、この作業が必要か、という根っこの部分からフロー図を書いてあげたり、説明書類をパワポで作ってあげたり、もともと私自身やや細かいおせっかい気質なので(笑)本当に手取り足取り教えてあげた。数年後には私の代わりくらいになってもらわないと、ってそれくらいの意気込みだった。

なので、彼女も事ある毎に私に質問をして確認してから物事を進めるという習慣が身についていた。
それは悪くなかったのだが、それが2年、3年になると、「いや、もう説明したやろー」って言う初歩的なことを、いちいち聞いてくるのにちょっとイラっとし始めていた。ちゃんとメモ取ってね、って言ってもメモってます、って言う。説明すると、あーそうそう!わかったわかった。って感じでノラリクラリ。
1年目は懇切丁寧に説明し、2年目はちょっとおさらい、って感じで軽く説明。3年目になると、自分で考えてみー、ってなる。
私の友人に言わせると、優しすぎちゃう?普通1か月は丁寧、2カ月でおさらい、3カ月目には自分で考えてーってなると思うよ笑。って言われたくらい、私は我慢強い子だった。笑。

ちょうどコロナの時期、在宅が増えていた頃、電話はほぼチームスでかかってくることが多いのだが、皆さん一般的に一度「今お電話してもいいですか?」って言う簡単なメッセージが来てからかかってくることが多いので、私は場所を移動してヘッドセットをして電話を取るようにしていたのだが、彼女はほぼ直撃でかかってくる笑。

当時、娘ちゃんは大学のマスターに行っていたので、私の隣で勉強していることが多かった。(二人とも居間で勉強、仕事をしていた笑)ので、この直撃電話は避けれず、いつも娘ちゃんが隣で会話を聞いている、という構図だった笑。

その娘ちゃんですら、彼女のことを「ハロー・アキコ」って言うあだ名をつけて(いつも突然、ハローアキコ~って電話がかかってくるので。笑)彼女の質問を聞くたびに、「もう、何なん?いい加減いして、ハローアキコ。それってこの前ママが説明してたやん。」と横で突っ込んでいたくらいだ。そう娘ちゃんがうんざりするくらい電話がかかってくる頻度も多かった。
それにうちの娘ちゃんですら、横で聞いているだけで、1か月弱で理解していた。

そんな彼女は英語がそれほど得意ではないので、時々びっくりするような上から目線のメッセージを送ってくる。それが、Good job!とかWell done!とかって言う、それだけ聞けば悪くないんじゃない?って言う単語たち。
これは気を付けた方が良い。だって、私は時々怒りそうになるのを抑えて、我慢強く、懇切丁寧に教えている。その相手から、あっけらかんとして「Good job」とか言われたらちょっとイラっとさせられる。アナタ・ダレデスカ??

彼女の旦那様はそこそこお偉い方なので、もし旦那様が自分の部下たちにこの言葉がけをしてあげるのならいいと思う。みんなテンションもあがるし、喜ぶだろう。

相手を間違えると逆になるからご注意!

とそんなこんなで5年くらい一緒に働いていた彼女が今年の3月の終わりごろから突然調子が悪いと言って病欠を取った。1-2週間で戻ってくるかな?って思っていたのが、1か月、2カ月、と長引き、そうこうしているうちに日本人出向者の方も帰任が決まり、新しいローカルのマネージャーさんを採用していた。
私は新しく雇用されたマネージャーさんにもお仕事の手順を教授しないといけなかったので超忙しく、彼女も当てにできないので、2人分の仕事が私の小さな肩にかぶさってきていた。

そのちょっと前には、彼女にも育ってもらわないと、という思いもあったので、プロジェクトを任せたこともあったけれど、分析がイマイチで結局私の方でやり直して、渡してあげて、もう一度作り直し。めちゃ時間がかかった割には、結果が私が思っているほどの効果がでなかった。もうちょっと何とかなりそうなんだけれど。まあ、彼女のプロジェクトだし、これ以上私が手をだしたら、あかん。と我慢。
もう一つもかなり手伝ってあげて作って、何とかラウンチまでこぎつけたけれど、もう私はこのマニュアルには手を出さないでおこう、って思って少し手を引いた。

結局、あまり頭がいらない単純なルーティン業務を任す、という方向で最後の方はそればっかりお願いすることになっていた。

なので、少なくとも彼女がいてくれたら、かなりの単純なルーティン業務は助かる。
なんやかんや5年もいたので、ある程度の手順はわかっているし、私も途中から簡単な仕事は全部彼女に任せてきたので、その彼女のやっていた単純作業が降りかかってくる。

で、今年は私は5月に2週間休暇を取って日本へ帰っていた。
3月に新しいマネージャーが来て、その頃からハローの彼女は病欠で全然帰ってこない。
仕方がないので新しいマネジャーに、申し訳ないけれど、ルーティン業務から何から何まで教えて押し付けて、外注さん?と契約し、一つの業務はは外注さん(派遣?)へ丸投げ。私は日本へ出発。

2週間だけだし、もし、わからなければ、そのまま放っておいてくれていいから。帰ってきてから処理するから。ただ、日常業務だけは頑張って。
と新人マネージャーさんに任せて。

帰ってきても彼女はずーっと病欠で、結局今でもまだ病欠のまま。

ただ、ふと思うんだけれど、いなくなった後は本当に超忙しかったけれど、それ以上に心が楽って言う事に気がついた。

精神的に晴れ晴れした気分?っていうか、ストレスが無くなった、って感じ。

そっかー。なんやかんや言って彼女の存在は私のストレスやったんやー。

いなくなってから実感した。

彼女のラウンチしたプロジェクトもマニュアルを作り直し、プロセスも見直し、自由にやり直しができるって楽~。

突撃電話にイライラすることもなく、ずーってやっていたダブルチェックも必要ない(笑)。彼女の資料の事実確認の時間もなくなったし、疑問点は自分のタイミングで上司に聞けるし、自分の采配でプレゼンもできるし、変な質問に答える時間も減った。
彼女を後ろを追いまわることも必要なくなったし、彼女のミスに対してなぜか私が謝罪や言い訳をする必要もなくなった。他からの信頼度も上がった気がする。
彼女のために作った説明資料やパワポやフロー図は新しいマネージャーさんに説明するのに役に立ったので、損ではなかった。

精神的なしんどさって、重たいと思う。
逆に良かったかな、って今になって思う。

良い年だったのかな?笑。

 

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