また、この季節がやってきた・・・
というのは、空手連盟の田中先生は、毎年３月頃にべルギーに来られて約1か月くらい滞在して、あちこちの道場を回ってお稽古をつけてくれる。
毎年の行事なのだが、今年は６日から24日まで、ベルギーに滞在されて、あちこち行かれる予定だ。
前にも書いたけれど、実は田中先生の滞在されているアパートホテルが、偶然にも私たちの住んでいる所と同じ通り、ちょうど斜め前くらい・・笑。ということで1か月間のご近所さんだ。
私たちも今の連盟に加入したのが4年前、まだまだ新参者だ。
でも、同じ連盟にいる日本人というと、皆さんアントワープ周辺に住んでいる人が多いので、ご近所さんの私たちは、食材の買い物とか、ご飯とか、色々ご一緒することが多くなる。
先生は単独行動を厭わない方なので、会社の出張者みたいに（笑）そんなにべったり付き添う必要はなく、必要な時はむこうから声をかけてくれるので、助かる。
とはいえ、まあ、そこそこ忙しい月になりそうだ。
早速、金曜日の夜はイーペルのお友達のところへ、先生を連れて行ってきた。
いつも書いているけれど、彼は、上の写真でもわかるように優しそうな風貌で、いろんな人に裏切られたり、苦い経験もたくさん持っているのにいつもニコニコしていて人当たりもよい感じの良い人なのだが、若い時はチャンピオンシップで優勝の経験もあり、Ypresに3つも道場を経営する、凄腕の持ち主だ。
精神的には日本人より昔の日本人っぽい（？）心根をもっていて、主人の事をいつも尊敬して自分の道場へ招待してくれる。これって、びっくりさせられるんだけれど、主人とは以前同じ道場でお稽古していた道場生、って言う接点だけだ。その道場の先生が亡くなってから、話をする機会が多くなった。その道場の先生がイーペルの彼の道場へ毎月お稽古をつけに行っていたのだが、それは普通だ。先生だから。でも主人は彼の先生ではないし、その上、彼の方が段も上だし、経験も上だ！。なのに、先生が亡く亡くなられた後はその先生の代わり？くらいの尊敬の念を持って接してくれる。
とそういう、日本人以上に日本人の彼のところへ、ご近所さんの田中先生をお連れして、一緒にお稽古をしてきた。
田中先生も昔、大会で7度も優勝をした、というすごい先生なんだけれど、偉そうなところは微塵もなく、気さくでいい人だし、イーペルの彼も5段を3度も取った、という空手大好き、日本人以上に日本人っぽい謙虚さを持った人だ。
お茶を飲んでお喋りをしていても楽しい♪
私たちは、いい人に恵まれているなあーって感じるこのごろです・・・笑。
