日本へ行ったら、眼鏡市場で眼鏡を新調する、というミッションがあった娘ちゃん(笑)
一緒に眼鏡市場へ出かけた。
安いねー、眼鏡市場。なんと言ってもフレームとレンズが込みの価格表示がいい。
込みで18,000円くらいで買える。それも、フレームの質もそんなに悪くない。
結局好きなフレームを選んで、2万円くらいで買えた。
娘ちゃんの眼鏡は確かフレームだけで150ー160 €はしたと思う。レンズが120€くらいで、合わせると300 €近い価格だった気がする。それが半額くらいで、同じくらいの質の物が買える。
簡単な目の検査をして、質問に答える彼女。なんだか「あ」とか「お」とか言っている。
ひらがななら読めるはず。カタカナはちょっと不安。大丈夫か?とドキドキしながら横で聞いていた。そう、ベルギーで生まれてベルギーで育った彼女たちは、日本人家族なので、日本語を話すのはそこそこ上手いんだけれど、読み書きまで手が回らない。どうしても手薄になる。
もう「目の検査」より「日本語の検査ちゃう?」って感じていた私(笑)・・・
タックスフリー適応可能、って書いてあったので、娘ちゃん、尋ねていた。タックスフリー、できますか?
店員さんもちょっと躊躇した表情で、「あ、パスポートはお持ちですか?あの、一時帰国とかではありませんか?」
まあ、日本人の名前やし、日本人の顔やし、店員さんの気持ち、わかるわ。
で、彼女のパスポートで無事タックスフリーでまた少し値引きしてもらって、満足そうな彼女。
めちゃくちゃ丁寧な説明と対応。さすが日本。心地いい~。
その後、二人で無印良品へ行き、きゃあきゃあ言いながら買い物をし、この時はタックスフリーを聞くのを忘れて、彼女の会計の時に気が付いて聞いてみたら5,000円以上が対象だそうだ。私が先に4,000円近く会計を済ませてしまったので、一緒にすればできたのに「残念!今度は気を付けよう」ってちょっと悔しい思いをした。それからロフトへ行き、「かわいいねー」って見ていたら、突然、
「あ、携帯!どこかに忘れた!!」
「ママ、ここで待っていて。ちょっと探して来る」
荷物が多かったので、私は荷物の見張り役として残され、必要なものだけ持って走り去ってしまった。それから待てど暮らせど帰ってこない。もう閉店近くなってきたし、追い出されるかも?って思っていたら、戻ってきた!
どうも、トイレに置き忘れたのを思いだしたらしい。
でその近くの警備員さんに聞いたら、それらしい携帯が見つかった。(これはさすが日本!!!)
それから警備員さんから質問があって
「どこの携帯ですか?」
「one plus」
「いや、あのサムソンとか、アップルとか」
(だからone plusって言ってるやん)….ワン・プリュスです。
「ううん・・・・(わからん??)では、どこのブランドですか?ドコモとか、auとか?」
どこでもないですがviking です(だからベルギーのやし)・。
「(何?わからん。)では、どんな色ですか?またカバーは付いていますか?」
(えーと、ブルーエレクトロニック、ブルーパールって何ていうんだろう。)えーと、ブルーとグレィ?で、カバーは・・・(Transparent って日本語で何て言ったけ??ああ出てこない)えーと、トランスパレント??。あ、でもフィンガースタンプなので、私しか開けれないです。
「はあ?ちょっと待ってください」と誰かに電話しながら「スミマセン、日本語のよくわからない人が来ているんですが・・」
それを聞いた娘ちゃん、(日本語がわからへんのちゃう。Transparent だけが出てこないだけやー。それにフィンガースタンプって言ってるのに、なぜ聞いてくれない!)
と思ってたらしい。
でも彼女、仕事場でつかえるように自分の名前とバーコードのシールを携帯の裏側に貼っていて、それが決め手となり、バーコードの下に書かれている名前とパスポートの名前が一致し、無事彼女の携帯であることが証明され、無事、戻ってきたらしい。良かった良かった~!!
その質問で時間がかかってらしい。
それで
「ママ。見つかったよ!」
「でさ、transparentって日本語で何て言うんだっけ?」
「透明やん」
「そうやー!とうめい!!!出てこなかったぁ」
「それにね、フィンガースタンプって共通語違うん?わからない?」(彼女的には、フランス語を英語に訳してみんながわかるようにして使ったつもり。)
「あ、指紋認証ねー。そうやね。あんまり英語も一般的違うし」
と、それから「私は、透明、がわからなかっただけやねん!何でフィンガースタンプがわからへん?私の「指」が証明できるのに!」とずっと文句を言っていた(笑)
でも、まあ見つかってよかった。
さすが日本やね。