36-chandelles

フランス語

フランス語でTrente six (36)を「たくさん」って言う意味に使う。
なぜ、36なんだ?

「もう、36回も言ったじゃない?」
って言うのは、実際36回言ったわけではない。何回も言ったよね!って言う意味だ。

「一挙に36個の事を任されてるんだから」
とか
「36個も解決方法があるわけじゃないし」
みたいな、言い方をする。

実際は36個ではなく、マルチタスクをやらされている、とか、今の解決策は一つか二つ、だから、さっさとこの方法で解決しよう。って言う意味だ。だったら100とか、1000とか、キリの良い数字にすればよいのに、なぜか36…

よく倒れたりした時に、頭の上に星がたくさん回っている絵を見たことがあると思うが、これと同じ状況の時の星を「36本のろうそくを見た」って言う。
星はイメージしやすいけれど、ろうそくって…(笑)
ちょっと違うなあ。

あとは、翌月36日にね。って言うと絶対あり得ない、って言う意味で使う。
だって36日はないもん。でも、なぜか36を使う。

ともかく、たくさん、という場合は36という数字を使う。
語源は知らないが、中途半端な数字が不思議で、面白いと思う。

フランス人は36までしか数えられなかったの?って冗談で言ったことがある(笑)

日本だと何だろう?
8とかをよく使っている印象があるなあ。
ウソ八百、とか、八百屋さん、とか。
桃栗3年柿8年、ってここでも8年だし。
8は末広がりで縁起がいいって、聞いた事がある。日本人が好んで使う数字だ。

後は七福神、とか世界七不思議、とか7も使うかな。
ラッキーセブン、って言うくらいだから7は全世界共通なのかもしれない。

あ、日本にもありました。36景。葛飾北斎の富嶽36景。
これは36だ。パロディではないと思うけれど、エッフェル塔36景っていうのがあった。
描いたのはフランス人だと思うけれど、ちょっと日本調で素敵な絵だ。

あと、面白いな、と思ったのは、世界中から人が集まる、って言う時に
Aux quatre coins de la terre、とか、quatre coins du globe, quatre coins de la planete, つまり「地球の4角から」人が集まる、って言う。

四角って、いやいや、地球は丸いから(笑)
えっ君たち、地球が丸いって言う事実をまだ知らなかったのかい?:-)

 

 

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