土曜日、メトロに乗ろうとしたら、ゲートが全部オープンになっていて、「今日は全車線無料です」っていうアナウンスが流れていた。
お、ラッキー♪
で一日あちこち行ったけれどモビブ使わずに移動できた。
どうも金曜と土曜の2日間、無料だったらしい。
残念! 金曜は気が付かなかった。自宅ワークだったので、外に出なかった。
別にソンをしている訳ではないんだけれど、何となく損をした気分(笑)
アナウンスでもなぜ無料か、って言っていたんだけれど、よく聞き取れなかったので、おうちに帰ってから調べてみたら、スモッグの影響、って書かれていた。空気中の大気汚染物質の滞留と、日光によって化学反応で生成されたオゾン等が原因で身体に悪い影響を与えるらしい。
確かにお天気よかったからなあ。風が弱かったのも原因の一つらしい。
よく読んでみると、高速道路でのスピードの制限と抱き合わせでメトロ、トラム等の公共交通機関、それとレンタル自転車のVilloも無料だったらしい。そっかー自転車も乗れたんだ(セコい!)
でも、こういう対策の速さは、さすが欧州だ、と思う。
予想していたのだろうか、スモッグがピークに達した2日間、主要交通網でのスピードの規制のお知らせ、ポリスの配置、公共交通機関を無料にできるための手配。早い!。
日本だと、どうだろう。スモッグだ、こうすれば?って提案が出てそれが決定するまでに、ハンコが山ほどいるし(笑)、それじゃあOKって言う頃にはもうスモッグが終わっちゃってないか?
そういえば、私たちが小学校の頃、「光化学スモッグ注意報」がよく発令されて、その頃、めちゃ話題になっていたし、よく学校で「光化学スモッグがでているので、運動場での遊戯は禁止です。」「登下校は帽子を被り、涼しい所を歩きましょう。手洗いうがいを必ずしましょう。」みたいな、お触れがよく出されていた。
あの頃は日本も高度成長期に差し掛かっていたので、今までにはなかった事件が多かった。公害病やヘドロも話題になっていたし、光化学スモッグもその一環、って感じだった。
子供心に光化学って言う言葉が恐ろしい気がして、太陽の下には出ないようにしていた。
いつの頃だろう、光化学スモッグが発動されなくなったのは?
車のガソリンも改善され、企業も廃棄物に規制がかかり、みんなの意識が環境に向き始めたためだおろうか。
空気はすこしずつマシになって行ったのだろうか、中学、高校になるともう光化学スモッグ注意報は聞くことは無くなった。
欧州でのスモッグ注意報は初めてではないが、ふと、子供の頃のあの気持ちを思い出した。こんなところに来てまた遭遇するとは。(うれしい遭遇ではないが)「光化学スモッグ」って言葉が、何となく懐かしい?不思議な感覚だ・・・・