この前、ネットで日本にも子供たちの間で最近シラミが出ている、っていうニュースをみた。こんな時にシラミ?ってびっくりしている様子が書かれていた。
あー、わかるわーってちょっと思った。確かにベルギーに来て子供たちが小学校に上がって、最初に学校から「シラミに気を付けてください、おうちでちゃんとチェックして、シラミが見つかった場合は完全に退治してから学校へ行かせてください」みたいなお知らせの紙をもらった時はびっくりした。
日本だとシラミなんて戦時中か戦後直後くらいになんだか集団で薬をかけられた、みたいな印象があって、今やシラミなんて存在しない。シラミが沸くなんて、不潔なんじゃないか?
背筋がゾクっとするくらいの思いだった。
いやいや欧州ではかなり一般的なんですよ!
シラミといってもいわゆるアタマジラミっていうヤツで、髪の毛に卵を産んで増殖していくシラミだ。
子供たちが小さい頃、シラミ退治に大変だった。
たぶん今くらいの季節だったと思う。
シラミ退治用のシャンプーも薬局にたっくさん売っていて、学校からの推奨は、親も同様にシラミ退治のシャンプーをして、ベットカバー、シーツは60度以上の高温で洗濯をし、髪をシラミ用の櫛でしっかりとかし、卵を取り除くように、と書かれている。
でも、最初の頃はすごい頑張って、家族4人分のベットカバー、シーツ、枕カバーなど全部洗濯して、シャンプーもして完璧♪って思っても、2日後くらいには学校のお友達からシラミをもらってくる。。
えー、また~??
って思っていた。それにシラミ退治用のシャンプーってシラミを殺すくらいなので、体に良くない成分も入っているだろうし、髪を傷めるのであまり頻繁にやりたくない。
でも、学校に行くと、友達から友達へ移るので、もう防ぎようがない。
ところが、ここでおばあちゃんの知恵袋が登場。
そう、何でも万能のお酢!!
そう、お酢がめちゃ効く。
お酢をお湯に溶かせて髪にかける、少し置いてからシラミ用櫛で髪をとかすと、あのガッツリ引っ付いていた卵がするする取れる!!
そう、シラミの面倒なところは卵も髪にしっかりついていて、なかなか外れない。
シラミ君自体もガッツリ髪にしがみついていて、取るのが大変なところ。
シラミ退治用のシャンプーはシラミを殺すのかもしれないが、卵にどこまで効いているのかわかならい。卵が孵ったら、またシラミが増殖していく。
お酢は卵を取ってくれるし、シラミもしがみついていられなくなるのかな?笑、一緒に落ちてくれる。
これはいい。お酢だし、体にも悪くなさそう。
ということで、子供たちが小さい頃はずっとお酢のリンスでケアしていた。
強いていえば子供たちがお酢の匂いを嫌がるので、そのあとで香りのよいシャンプーをしてごまかしていた。
あとシラミ用の櫛が優れもの。
本当にスルスルと卵とシラミが引っかかって下に落ちる。
こんなヤツだ。たぶん一家に一つは必ずあると思う。
仏語でPeigne à poux ペイニュ・ア・プウと言って訳すとシラミ用の櫛、そのままだ。笑。
メタルでできているのもあって、私のところはこれも持っていた。
娘たちは黒髪だったので、白い卵が見えやすくて、卵がどんどん取れていく様子はちょっと爽快感?があって、頑張ってしまう。笑。それに全部取らないと意味ない!と思ってついついムキになる。(性格の問題かも笑・・)
あと、不思議な事に、子供たちの髪には山ほど卵がついているのに、大人の髪にはなかなか移らなかった。それに中学になるころにはもうシラミで悩まされることもなくなった。
シラミも小さい子供の頭が好きなのかもしれない。
ということで、シラミに悩んでいらっしゃる方、小学校の間だけの辛抱、がんばって!
それに、お酢、効きますよ!是非お試しあれ~(って困っている人いるのかな?)