Mille pattes (ミルパット)

フランス語

百足(ムカデ)は仏語で mille pattes (ミルパット)っていう。

意味は千本の足。
日本語だと100本だけれど仏語だと1000本(笑)
ムカデは足がたくさんある、という認識は、所変われど、同じなんだ。

昔、アリが主人公のディズニーの映画があった。アリとキリギリスの物語から作られた「A Bug’s Life」って言う映画だ。日本語でもバグズ・ライフらしい。
この映画の仏語の題が「Mille et une patte」1001本の足、っていう。
ちょっと101匹わんちゃんをなぞって面白い。しゃれた題だと思う。

話題は飛ぶけれど、仏語だと、動物とか虫の足は「Patte」(パット)というけれど、人間の足は「Pied」(ピエ)だ。動物と人間だと同じ足でも、呼び方が違う。

他には、動物の糞は「Crotte」(クロット)だけれど、人間のそれは 学術的?に言えば(病院などで使う場合)「selles」(セル)、子供たちが使う場合は「Caca」(カカ)だ。あ、これは日本語でも区別して使っている。糞、大便、う〇こ、みたいな・・失礼。

子供たちはおしっこの事を「ピピ」と言い、大きい方を「カカ」と言う。言いやすいし、わかりやすい。
ついでに言うと、怪我をしたら「ボボ」だし、お昼寝は「ドド」だ。

お母さんは「ピピした?」とか、「そろそろドドしましょう」とか、子供たちにわかりやすい言葉で話しかけるのだ。子供たちも泣きながら「ボ~ボ~」って来ると「あらら~、痛かったのねー。もう大丈夫よ」と安心させてあげられる。かわいらしい言葉だ。

話を戻すと、Mille et une (ミル・エ・ユヌ)っていう言い回しは、たくさんの、っていう意味でよく使う。
「千と一」と一を足す所がちょっとおしゃれ。
お店の名前にもMille et une fleurs とかMille et une ナントカ、っていうのをよく使っている。

家の近所にワイン屋さんがあってそこの名前が「Cent Vins et un」

もともと、数字の121を、Cent vingt et un (ソン・ヴァン・テ・アン)という。
でも、真ん中の20にあたる「vingt」を、ワインの意味の「vin」にして、
Cent Vins et un(ソン・ヴァン・テ・アン)

どちらも同じ「ヴァン」だ。
ちょっとひねって素敵な名前だと思う。

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