メイドイン・アジアが10月7日開催だった。
娘ちゃん達が小さい頃、好きでよくお友達と行ってたなあ。
メイドイン・アジアって何?って思うかもしれない。この「アジア」の言葉に騙されてはいけない。
私たちのイメージだと、「アジア」っていうとちょっとエキゾチックなアジアの工芸品とか、カラフルな生地で作られた小物とか、かごとか、象さんの置物とか、そういった物を想像してしまう。
が、メイドイン・アジアは全然違う(笑)。
メイドイン・アジアはほぼ、日本のマンガが中心だ。欧州の人達には、日本も中国も韓国もシンガポールもタイも、全部ひっくりめて「アジア」なのだ。一概に間違いではないが・・・
(こっちの人が発音すると「メイディナジャ」みたいに聞こえて、はっ?ってなるけれど)メイドインアジアの内容は、有名な漫画のコスプレとかゲームとかがメインで、漫画の作者のサイン会があったり、アニソンのカラオケがあったり、オタクに取っては、楽しい会場だ。
そうそう、欧州人は意外とオタクだ。自分は自分、なので、好きな事を追求するのはお得意だし、違う文化を受け入れる体勢と、それを奨励するような教育を受けている。
まあ、大概は想像ができると思う。
ただ、すごいのはコスプレだ。
コスプレは、本当に本格的。
欧州の人達、特に南の方のラテン系の人達は、一般的に演劇が好きだ。
学校でも、カーニバルの日は子供たちはいろんなものになり切って学校に来る。
どこの家庭もそこそこ手の込んだものを着せている。
この仮装の衣装、専門店で購入できるのだが、なかなかのお値段だ。
それもピッラピラの薄い裏地みたいな生地で作っている安っぽい衣装でも、40ユーロ、50ユーロの値段がついている。ひやあ、これだけ出すんだったらまともな恰好ができるわ、って思っていた。
でもカーニバル、ハロウィンにはみんな仮装で来るように学校から言われるし、お友達はなかなかの恰好だし。
(いやこんなピラピラに大金を出すのはもったいない。むむむ・・・)
で、娘ちゃん達の時代にはハリーポッター全盛だったので、数年は「魔法使い」だった。これは黒い帽子とケープさえあれば、それっぽくなるし、後は森で「魔法の杖」を調達すればOKだ(笑)
こうやって小さい頃から仮装をするのが大好きで、それが普通の社会に育っているので、仮装、となるときっとめちゃワクワクするんだと思う。
このメイドインアジアでも、仮装コンクールはかなりヒートアップする。
メイクもばっちり、髪も染めてでマンガの人物になり切った人達が会場をうろうろしていて、それを写真に収める人達がいて、ともかくわちゃわちゃしている。
去年はコロナの影響で開催は中止だった。今年はできるんだ、って思ってウェッブに出ている注意書きを見て見ると、12歳以上はCovid Safe Ticketが必須らしい。
やっぱり・・・
多分Covid Safe ticketが認可されたから、今年はMade in Asiaの開催が可能になったんだろう、って思う。
それはそれで、段々普通の生活に戻りつつあるんだからいいんじゃないかなって思う