今日、採血をしに、デルタ病院に行ってみた。
採血は通常、どこの病院でもやってくれて、予約なしでできる。
私は持病のため、半年に一回くらいの割合で採血に行っているので、自慢じゃないけれど、ありとあらゆる病院の採血の状況を知っている(笑)。
私の血管は細く奥に隠れていて、その上皮膚が硬めで血管が逃げるらしく、採血の看護師さんを苦労させる。腕の所を何度がトライしても血管が見つからず、ほぼ99%は、手の甲から取る事になる。そうすると、今度は途中で血がでなくなり、予定の採血量が取れない。
たたいたり、針を中で動かしたりして、何とか血を出そう、と看護師さんが奮闘する。
痛い・・・
ともかく採血が難しいので、採血の上手な看護師さんにあたるとうれしい。
で、デルタ病院の採血だけれど、これが、超うまかった!!
今までの中で最高の部類に入る。
血管が見えない腕の所から、なぜか血管を見つけてスーっと取った。
今まで腕から採血ができたのは、昔イクセル病院にいた黒人の看護師さん以来、2件目だ。
イクセル病院で取ってもらったのも、もう8年くらい前なので、その間は誰も成しえていない偉業だ(笑)すごい。
☆をたくさんつけてあげたい!
それに、採血量が少なかった。なぜかな?
いつも大小合わせて5本くらいの小さな試験官みたいな容器に採られるのだが、今回は2本だけだった。看護師の娘ちゃんに聞くと、分析方法が違うらしい。同じ赤血球を使って幾通りかの検査ができる機械があるらしい。これもうれしい。
デルタ病院は建物がなぜか丸くなっていて、外にでるのもまるく回って行かないといけない。ちょうど環状交差点と同じ構造?だ。
で、採血も無事終え、満足しながらくるくる回っていると、なんと。コミューンがあった!!
なぜ?病院の中にコミューンが?!!
入口の張り紙を読んでみると、Service Etat Civil. 市民課だ。つまり家族構成などを取り扱う所。おお、こんなところに市民課のサービスあるんだったら、わざわざコミューンまで行かなくてもいいかも?楽やん!
次を見てみると、「ただし、出生届、死亡届に限る」
あ、なるほど。
病院やし。
確かに病院で赤ちゃんが生まれたら、コミューンへ出生届を出さないといけない。
こちらだと生まれた場所が届け出の場所だ。
なので、病院のある場所が出生場所になる。
病院の中にコミューンがあって、出生届がその場で出せると便利だ。
もちろん死亡のケースも同様の論理だろう。
うまく考えたなあ。
これはいいサービスだと思うけれど、コミューンもよくこの申し出を受領したものだ。
一人在中させないといけないし、場所も必要だし。
他の病院では見たことがない。
これは、オーデルゲムのコミューンだからできたのか、富裕層を相手にしているデルタ病院だからできるサービスなのか(笑)・・・