愛されている野良猫Z (chat errant)

思うこと
dav

うちの家の通りに長い間住み着いている、飼い主がいない猫がいる。
いわゆる野良猫だ。
もうずいぶんの年だと思う。少なくとも10年以上前からいた。

ちょっと気位の高く凛とした感じで、でもちょっと人懐こくて、町内の野良猫のボス猫だ。

うちの娘たちは「ズィー」と呼んで、かわいがっていた。
名前の由来は、昔一時飼っていた飼い主さんに聞いた、と言う。
仏語で書くと「Z」だ。

彼女は、(メス猫なのだ)町内の住人に愛されていて、雪の降る寒い日には、誰かのおうちにそっと入れてもらったり、時々、戸口に餌と水が置かれていたりして、みんなから気を使ってもらって、野良にもかかわらず、健康で美しい毛並みを保っていた。

道端でゴロゴロしたり、昼寝をしたり、と自由に生き、道行く人からよしよし、ってされてちょっと甘える。でも、ちょっとひつこくやっていると、ギャっと言って爪を出す。気位は高いのだ。

他の猫が来ると、敵対心むき出しで、追い出す。
Zは体も大きいし、喧嘩も強いのだ。
でも昔一匹だけ、黒い猫がいて、その子だけは、一緒の餌を食べるのを許していた。
何なんだろう。通じる何かがあったのかな?

いつものように町を歩いていると、Zをかわいがっているやや年配の女性がいた。
すれ違いざまに「いい子ね~、エルドュアル」って聞こえた。
えっ!!Zじゃない?違う名前で呼ばれてる。

そう、野良なので、多分色んな呼び方をされているんだ(笑)
えらいなあ、Z。誰に何と呼ばれようと気にしない。大した事ではないのだ。

この前、お天気の良い日に車の下で、リラックスしてダラっとお昼寝をしている姿がかわいかったので、写真に収めた。うまく撮れたと思ったんだけれど、横に写っている車の車番が「ECO」(笑)

偶然とはいえ、エコの車番って、覚えやすくていいや、ってなるのか、エコってやだな、ってなるのか、どうなんだろう、ってちょっと気になった(笑)

タイトルとURLをコピーしました