ベルギー人の優しさに触れた日♪

ベルギーについて

前からずっと思っていたんだけれど、ベルギーだけではないのかもしれないけれど、一般的にベルギー人って困っている人達に対して積極的に手を出してくれると思う。

ベビーカーを押していた頃は階段を登ろうをしたら必ずその近くの人が手を貸してくれた。電車、バスの乗り降りの時もそうだ。必ず、その近くの人が何の躊躇もなく、スッと手伝ってくれる。

おばあちゃんがいたら、誰かが手を出して手伝ってあげる。
バスの席も最近は譲ってもらうことが増えた(笑)
順番を抜かす人には誰かが注意して文句を言う。

日本って親切そうだけれど、意外と知らんぷりの人が多い気がする。
逆に迷惑が掛からないようにしよう、というのが基本スタンスの日本人は、迷惑を掛からないように気を付けるのが美徳なので、迷惑をかける方が悪い、という正義感になってしまう。

欧州、ベルギーの人達は迷惑をかけることに躊躇しない笑。絶対一人だとバスにも乗れない、というのがわかっていても誰かが手伝ってくれることを前提に一人で出かけてバス停で待っている。

バスに乗れないおばあさん
この前、バス停で、ヨチヨチ杖を突いたおばあさんがバスを待っていた。あの歩幅だと、バスのタラップは上がる事ができないんじゃないか、って思ってちょっと見てた。 バスが来ておばあさんの前で停車した。するとおばあさんは手を挙げて誰か手伝って、と身...

なので、日本人も親切な人達はいて、ちょっと手を貸してくれたり、手伝ってくれたり、するんだけれど、少し待ってみて、どうしてもだめそうならこそっときてくれる、躊躇しながら近寄ってくる感じかな?やや時差が生じる。

なんとなく、親切にするのも誤解を呼ぶ?時と場合による?逆に騙されたりしない?といういろんな思いが交錯する感じ。

欧州の親切は、ともかく自然。
普通に人とすれ違った時に「こんにちは」っていう感覚で出てくる。

そう、なんでこの話を思い出したかというと、この前実は主人が道路で転んだ😲・・・・

ちょうど、トラムの道路が横切っている道だったので、石畳と電車の路線と且つ自転車道と花壇が交錯している横断歩道だ。

ちょっとだけコンクリートで高くしてある部分があり、確かにちょっと引っかかりそうな道路だった。彼もそのガタガタした部分は見えていたんだけれど、よけようとして逆につまずいた・・・

つまずいた瞬間は、本当にスローモーションを見るごとく(?)、空中に少し浮かんで向こう側へ転んだ。

その時、本当に間髪を入れず、横断歩道の向こう側にいた若い男性が走り寄ってきて「大丈夫?」
横断歩道を渡っていたもう一人の男性も駆け寄ってきて「大丈夫ですか?」

何の躊躇もなく、すごい速さだった。
起き上がった目の前に顔があるくらいの感じだ。

こんなにとっさに二人も寄ってきてくれるなんて・・
これはちょっと感激してしまった!!
いや、こちらこそありがとう!😢

もう一人日本人の親子が真横にいたんだけれどこちらは通常の日本人らしく、横眼でチラっとみたけれど、立ち上がったので完無視で何事もなかったかのように横断歩道を渡っていった。
横断歩道の向こう側にいた若いグループも心配そうにこっちを見ていた。

主人もちょっと苦笑いをしながら、みんなにちょっと手を振って横断歩道を渡り切った。

もう一つすごかったのは、主人の転び方だ。
空中に浮いたかと思ったけれど、その後クルン、と肩から落ちて左の手で受け身を取って地面をバン、とはたいてヒョコっと起き上がった(笑)。

さすが、昔柔道を習ったことがあるって言ってただけある。
70歳にしてこの身軽さはすごい!
ほぼケガもなく、骨折もなく、擦り傷もなく無傷で立ち上がっていた。

もちろん、家に帰ってから、コンクリート地面をバンとはたいた手の掌?親指の付け根あたりがちょっとブルーになっていたり、脇腹のあたりの骨が回った時に地面にあたったのでちょっと痛いって私に訴えていた。

でも、よくお年寄りが転んで骨折、っていうのをよく聞くのでそれに比べたら、実際本当に顔が地面につくくらい転んでいたのに、クルンと回ってヒョコっと立ち上がっていたし、手の付け根が少し青くなっている程度なら、”無傷”、と言っても差し支えないくらいの小さな傷害だ。

目の前に青年が二人「大丈夫ですか?」って来ていた時、横にいた私はその受け身のうまさの方にびっくりしていて、とっさに「受け身、うま!」ってつぶやいていた笑。

 

 

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