空手を教え始めて、ベルギーにいかに空手が浸透しているか、っていうことに気づかされた。
感触からすると日本以上だと思う。
ともかく、空手道場が多い！！！
フルコンタクト、伝統空手、など分かれていると思うけれど、主流の伝統空手だけでも流派が分かれている。日本の松濤館、糸東流など、日本主体のものもあるけれど、ベルギーが主体の空手協会もあり、全部合わせると、どんだけあるん？って、びっくりするほどある。
今教えているウォルウェのスポーツセンターの中にも空手のクラスだけで４つか５つくらい入っている。流派が違っていたり、流派は同じだけれど先生が違っていたり、協会が違っていたり、方向性が違っていたり、いろいろだ。
少し範囲を広げるともっとたくさん見つかる。
日本だとこんなになかったんじゃないかな？
それにそんなに連立していたら、人の取り合いにならない？って思うけれど、どこのクラスも生徒さんがたぶん２０名ー３０名くらい抱えている。
すごいと思う。
でも、空手だけでなく、柔道、合気道、テコンドー、クラブ・マガ、など合わせて武術、これは英語だとマーシャル・アート、仏語だとアール・マルシオー、直訳すると、体を使った芸術、と呼ばれていて、このジャンルに興味を示す人は本当に多い。
ベルギーの子供たちがよく習いに行くスポーツだと、サッカーやホッケー（ベルギー人大好きホッケー♪）、バスケ、テニス、バレーボール、クライミング・・。最近だと卓球や体操も増えてきた。女子にはダンスも人気だ。
そんなメインなスポーツと肩を並べる武術、つまりマーシャル・アート系のスポーツ・・
日本よりやっている人数は多いと思う。どれだけ武術をやってる？って思ってしまう。
あと、もう一つびっくりすることがある。
私たちも体育館捜しに走り回っていたことがあり、あちこちの体育館、学校、コミューンをあたって、現地に行って視察して、コンタクトして空き状況を調べて、っていうのをかなり頑張ってやった。
そんな時、すでに借りられてしまっていて、空きがない、っていうケースがよくあった。
私たちが借りようとしている大きさの教室だと、借りているのはヨガだったり、社交ダンスだったり、ジャズダンス、ズンバだったり、とそっち系が多いのだが、その中でも絶対多いのが
「合気道」。
びっくりじゃない？
これが、どれだけある？って言うくらい多い。
柔道が多いのはまあ、わかる。
歴史も古いし、日本でも一般的なスポーツだ。
でも合気道ってそんなに人気？
日本でもそれほど合気道人口って多くないような気がする。
ところがこれが、ベルギーではめちゃくちゃ多い。
どこの学校、体育館に行っても合気道がガッツリ予約していた。
いつも「あー、また合気道にやられたー」って思ってた笑。
それに、合気道ってそんなに楽しいか？
なんとなく、勝負がわかりにくいような、くるんくるん回っていて、よくわかったようなわからないような。傍から見ているとそんな風にしか見えない。（笑。ゴメン！偏見かも？）
いやあ、ともかく、空手をやっている人たちが多いのもびっくりなんだけれど、それ以上に合気道の人気にはびっくりさせられる。
