アメリー・ノトンの作品が映画化♪

フランス語

この前、娘ちゃんがアメリー・ノトンのー「メタフィジック・デ・チューブ」が映画化れてるよ、って教えてくれた。

へ~~~

いやー、びっくりには、たくさん意味があって(笑)

まず、アメリー・ノトン。彼女は私の好きな作家で、ベルギーに来てから多分はじめて仏語、原語で読んだ作品の作家さん。

思い出深い。懐かしい~!

アメリー自身、ベルギー人で日本とつながりが深く、少し日本で働いた経験があるらしい。

最初に読んだアメリー・ノトンの本はもちろん、「Stupeur et Tremblements」
これは有名な本で、当時は本屋さんの正面にたくさん積み上げてあった。
日本語訳だと「畏れ慄いて」ってなっていた。なかなか訳するのが難しいので苦労されたんだろう。


この本の内容は、主人公の女性が日本で仕事をする。その時にパワハラと思われることがみんな普通にこなしているのが、欧州人の視線でとらえて書かれていて、ちょっと新鮮だし笑える。欧州の人からすると、多文化の不思議さがユーモラスに描かれていて、楽しいと思う。

日本だとちょっと日本の風習を馬鹿にしているのか、と取られたのかもしれない。
まあちょっと誇張しているだろうな、と思う所もあったけれど、文学やしね。楽しく読めればそれでいい。

ともかく面白くて、表現もきれいだし、日本も様子も書かれているし、わからない単語は飛ばしてでもストーリーを追っかけたくなるそんな感じだった。仏語の勉強中の私をのめりこませてくれた作品だ。

ともかく、その頃は新しい単語、新しい言い回しに出会う度にちょっと感激して、何とか自分のものにしたい、と思っていた。そう、頑張っていた私。笑。

それから、彼女の作品を手当たり次第、買って読んだ。
短編のもたくさんあったので読みやすかった。

今回映画化されているのが「メタフィジック・デ・チューブ」
これもその当時読んだ記憶があるけれど、いや中々哲学的なヤツって記憶がある。。
小さい時、私はチューブだった、みたいな表現だ。
これをまあよく映画化したなあー。って思っていたら、子供向けっぽいアニメ仕立てになっているらしい。

ほおー。面白い。文学作品をそのまま映画にしたのではなく、その中の情景を抜き出してアメリーの世界観を映画化しているみたいだ。
それに、ここにも日本の様子が出てくる。
それも私の育ってきたあの頃の日本だ。

Métaphysique des tubes

 

懐かしいなー。

もう最近は日本語しか読みたい、って思わない。
仕事上とか、生きていく上で必要なので仏語も英語も読んでいるけれど、楽しんで読む、っていうのがなくなってきた。

年を取るといろんなことに億劫になる。

いや、最近は日本の本ですら遠ざかっていて、最近おうちの片づけの一環で大量の本を捨てた。もう読み返す、っていう事をしなくなったから。

ユーチューブ、楽しいし、ウェッブで読んだら保存場所を取らないし。
いいのか悪いのかはともかく、時代が変わってきたんだろうな。

 

 

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