L’OTAN

フランス語

仏語の略語が分りづらい。

なぜかというと、日本だと英語の略語がそのまま汎用になっているからだ。

たとえば、Aidsエイズ、というと、ああ、エイズねー。と、理解できるのだが、
AIDS は、Acquired immune deficiency syndromeの略語だ。

仏語になると、Le Syndrome d’immunodéficience acquise となって、単語一つ一つは似ているが、順番がひっくり返っている。
でも、これが略語になると S – I – D – A となってSida という。
会話の中で「シダ」って聞こえてきたら「エイズ」の事。

DNAもそう。deoxyribonucleic acid で DNA.
DNAというと、詳しくは知らないが、日本語ではデオキシリボ核酸、って言うらしい。
遺伝子のなんちゃらで、くるくる螺旋になっている絵を想像する。

仏語になると、L’acide désoxyribonucléique でADN
何で、わざわざ仏語にして略語をかえるか?って思うのは日本人っぽい?

日本語でもDNAで通じる。わざわざ日本語に直して、デオキシリボ核酸が、なんて言わないし、略してデカサ、みたいな略もしない。日本人は、DNAでいいやん。って思ってる。

会話の中で、L’ADNのね、って出てきたら、知らない単語に聞こえて、えっラデンって何?ってなる。

ブラッセルにはNATOがある。
NATOは、北大西洋条約機構。社会の時間に習ったやつだ。

North Atlantic Treaty Organization.

これを仏語にすると

L’Orgnisation du traite de l’Atlantique nord

となって、OTANという。オタン・・・ANがなぜか鼻音になってオトンと聞こえたりする。
時々Leが頭について、ロタン、ロトン。

「ナト」の方も、別口があって、英語圏の人達は「ネイトォ」って発音する。

ナト、ネイトォ、オタン、ロタン、全部同じNatoだ。

「ほら、ロタンの傍にある。」って言われても、「何?ロタンってどこ?」
「え~、ロタン、知らないの?。空港行く道で、途中左に折れて云々」「あ、ナト?」
「そうよ、だからロタン、って言ったやん」
っていう会話をしてきた。

あ~、面倒。略語は英語を使って~って思う。

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