バイオリンのお話🎻

その他

先日から実は納戸の整理をしていて、いらないものを処分し始めている。

そんな中、娘ちゃんたちがずっと習っていたバイオリンが5台、見つかった。
娘ちゃんたちは、年齢の割に小柄だったので、バイオリンも32分の1サイズというおもちゃみたいなのから、16分の1、8分の1、4分の1、2分の1、と全サイズ見つかった。

フルサイズのは、お姉ちゃんがすでに持って帰っていて、残っているのは小さいサイズのものばかりだ。その時々にいろいろ思い出があって、バイオリンを出して眺めながら思い出話に耽る…笑。

娘ちゃんたちは、ブラッセルでイギリス人のややお年を召された女性の先生に習っていた。
鈴木方式で、楽譜を見ずに弾き始めて、だんだん楽譜を勉強していくっていう方法だった。
こんなベルギーにきても鈴木方式は知られていて、先生はこの方式に出会って、目からうろこだったわ、っていうくらい感激していた。ともかく小さい子供でも楽譜を読まずにスタートできる、っていうのがこのスズキ・メソッドの骨頂だ。バイオリンを習いに来る小さい子供も多かったので、この方法だと、小さい子供でもそれなりの曲が弾けて、バイオリンを楽しめる。

それに、鈴木方式の生徒さんたちのコンサートも頻繁にあって、ベルギー中の生徒さんが集まって、あちこちで開催され、グループで弾くので、少々間違えてもわからない(笑)ので、みんな楽しみにしていた。

先生がイギリス人だったせいか、習いに来ている子供たちがインターに通っている子供が多く、いわゆる外人さんが多く、先生もおばあちゃんだったけれど英語とオランダ語とフランス語と時々ドイツ語と器用にしゃべっていた。彼女のおうちは、ユックルの小さなおうちだったけれど、中に入ると本当にイギリス風で、ドシっとした家具、手入れの行き届いた小さなお庭、小さな犬がいて、音楽家っぽいこだわりの割には、どこか抜けたところがある(笑)、ちょっとぽっちゃりした体形の何となくかわいい先生だった。

一度何かの拍子にこのバイオリンの先生にお茶会に誘われたことがあって参加したんだけれど、本当に同じようなおばあちゃんたちが(笑)6,7人集まって、素敵なティーポットに入れてくれたお茶とクッキーをつまみながらワイワイお喋りをする、というこれは世界各国どこでも同じ風景だろう、失敗談とか、笑い話が飛び交い楽しいお茶会だった。まだその中では若かった私はやや入りづらさを感じていたけれど、みんなお構いなしに喋り捲っていた笑。

イギリス人の先生だったので、イギリスのRoyal Academy of Music が主催しているグレイドテストを推奨されて、二人ともスズキメソッドの曲に加え、毎年グレードテストの課題曲もこなし、ソルフェージュを習いに行って、グレードを上げていった。 Homepage | ABRSM

親ばかちゃんで申し訳ないけれど、娘ちゃんたちは器用にテクニックを習得していき、本当に上手だったと思う。コンサートに行くと、小柄で小さい娘ちゃんたちが大きなお姉さんお兄さんに交じって難しい曲を弾いているのはちょっと自慢したいような、うれしい気分だった。
でも、練習を続けるのは大変で、これは毎日私がはっぱをかけていたかな・・笑。

結局、お姉ちゃんの方は、高校まで続けて、グレードテストも最後まで受験して、コンセルバトワールにも入学できるくらいのレベルまで弾いた。妹ちゃんはお姉ちゃんと一緒に辞めたので、5級までやって、バイオリンも2分の1のまでで、フルサイズに移る直前に辞めた。

とそんなこんなで懐かしいバイオリンたち。
もうこの機会に手放そう、って思って、実はこの間、あのAzzatoっていう楽器屋さんにどれくらいの価値があるか、見てもらいに行ってきた。

ギター屋さんのお話🎸
本当にローカルなゴシップ話で申し訳ないんだけれど、私たちがよく行っていた「Hill's Music」 と言うギター屋さんがマルシェ・オ・シャルボンというグランプラスの近くにあった。きっと楽器関連の人は良く知っているお店だと思う。いつ行っても...

でも買った時はそこそこのお値段で購入したけれど、楽器屋さんからは、古いし、あちこちが痛んでいる、ここの板がもうダメだ、とか、この部分をやり直さないとダメだとか、色々いわれて、見積もりは予想以上にお安いお値段だった。引き取り価格って思ってたのかな?

まあ、仕方ない。
置いていても場所ばかり取るので、50ユーロとか100ユーロとかで売るか・・今からほしい人を募って、売ろうと思う。バイオリンを習い始めたくらいの小さい子供さんだったら、十分なバイオリンだと思う。

ただ、お姉ちゃんが32分の1のは置いておきたい、って言っていたので、これは彼女のおうちに行く。本当にちっちゃくて、かわいいバイオリンだ。飾っておきたいらしい。

ということで、最近多いんだけれど(笑)またまた、時代は流れて行くなあ、って感じた日でした♪

 

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