寒い冬のイベントについて考えてみた。

思うこと

日本でも1月お正月。2月2日に節分、3月3日ひな祭り、と寒い中のイベントが続く。

欧州もクリスマス、ニューイヤーのあと、1月6日はガレット・デ・ロワでパイをたべ、2月2日はシャンドルーでクレープを食べ、2月から3月にかけてはカーニバルで盛り上がり、その後イースター。カーニバルのマルディ・グラ、イースターのチョコレートと楽しいイベントが続く。

思うに、どこの国でも寒くなると、どうしても家の中に引きこもりがち。
肉体的にも精神的にも良くない。
特に欧州は、日照時間が極端に短くなり、季節鬱のなる人が多い。

今でこそ、その現象も周知の事実で、お薬があったり、ライトがあったり、スキーに行ったり、小旅行に行ったり、と色々対処する選択肢があるけれど、昔の人はきっと、知らない間に体調が悪くなったり、精神的に参ったりして、あら?どうしたんだろう。みたいな事になってたんじゃないかな?それを解消するようにこういったお祭りが考えられたのではないか?って思った。

カーニバルも何度か行った事があるけれど、雪が降ったり、外気はマイナスにまで下がったり、とかなり寒かった。それでも子供たちは、パレードが通って、飴やらオレンジを撒いてくれるのを楽しみにしてたし、工夫を凝らした衣装やアイディアに歓声を上げていた。
子供のうれしそうな姿を見ると、寒さも忘れて頬が緩まる。一緒に楽しめる。

日本でも、欧州でも、同じような時期に種類は違うけれど、お祭りがあり、人が集まり、何か美味しいものを食べる風習がある。これで気分が落ち込んだり、鬱になったりするのを防いできたんじゃないかな?これは、先代の人達のすばらしい知恵ではないだろうか。

世の中の風習はそうやってうまくできていると思う。

私は全然キリスト教信者ではないけれど、あの「日曜日に教会に行く」って言う行為も悪くないな、って思う。こちらで住んでいるお年寄りの方でも日曜日はちょっとこぎれいにして教会に行っている。

これも家に籠りがちなお年よりの方でも、素敵な服を着て、少しお化粧してきれいにして外へ出かける理由ができる。教会で素敵な神様のお話を聞いて、歌を歌って、その後お茶を飲んだりしてみんなとおしゃべりをする。

これは素敵な習慣だと思う。きっと独りぼっちのお年寄りの方をこの習慣が救ってきたんじゃないかな、って思う。だからキリスト教が広まったんじゃないか、って思うくらいだ。

人って無精なので、何か理由がないと、寒い中出かけようと思わないし、誰かと会ってしゃべるのも億劫だなって思う時がある。特に寒い冬は籠りがち。
自分一人の力で抜け出すのが難しいけれど、イベントがあると、出かけようか、って思えるし、子供たちが楽しみにしていると、一緒にいくか、って思ったりする。

洋の東西を問わず、そうやって寒い冬を乗り越えたんじゃないかな?って、冬のイベントを考えながら、思った。

 

 

 

 

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