お天気は良いけれど、寒い日が続く。もう桜も葉桜になり始めて、もう桜の季節もおわりかな?
今日は風も強く、春一番が~♪って歌いたくなるくらい笑。(誰が知ってる?はい、キャンディーズ時代です)
イースター・マンディのお休みの日に、お友達をお招きしてランチをした。
彼女もベルギー在住30年、日本で経験を積んで、このベルギーでずっとダンスを教えてきたダンスの先生だ。彼女は、クラシック・バレエ、ジャズ、アエロファンク、コンテンポラリー、タップダンス、ともかく何でもこなす。クラスもびっくりするくらい持っていて、まあ、よく体が持つなあ、って感心してしまう。その上振付も自分でやって、時々発表会で、日本っぽい衣装で、日本っぽい振付を見せてくれ私たちを喜ばせてくれる才能もバイタリティもある人だ。
それだけダンスのクラスを持っていたのにも関わらず、空手を習いに来ていて、それが主人の行っていた空手道場で、そこで主人と知り合いになり、時々子供たちも一緒にお茶したり、おしゃべりしたりする様になった。
ダンスをやっているだけあって、足なんてピーンと上がるし、体は柔らかいし、あれよあれよという間に黒帯を取り、そのうち自分のダンス教室の中にレィディス空手のクラスも持つようになった。
こうやって書くと順風満帆に見えるかもしれないけれど、彼女自身、2度結婚をし、2度離婚をし、その度に悩んだり、引っ越しをしたり、ダンス教室も最初の大きな教室をきっぱりやめ、全然違う所で一から始めたり、なんやかんや、波乱万丈な感じだった。
その彼女がこの度、ここでの活動を止め帰国することにしたらしい。
ちょうど、今の教室での継続が難しくなり、2度目離婚の決着が付き、もうこれ以上ベルギーにいる必要がなくなり帰国、という選択になったようだ。今の教室の運営に影をもたらしたのは、コロナの影響ではないかと思う。
帰国、というお知らせを聞いてびっくりした。もうベルギー在住30年選手だ。何となく深く考えずにきっと永住組?って思っていたから。
そのお別れ会も兼ねた、ランチだ。
「もうこの年になって再就職も難しいわー。だってもう数年で年金だし。あったとしても条件が悪かったり、地の利がムリだったり。」
日本への帰国後の再就職先を探していた。
いやあ、もったいない。あれだけダンスを糧に生きてきた人なのに。
ご実家に帰られるみたいなので、まあ、とりあえず住む所は何とかなりそう。
年も近いし、明日は我が身。色々と考えさせられる。
長く海外にいると、何となく日本に馴染まなくなっている自分がいたりする。
遠慮がなくなったり(笑)とか、日本的な空気が読めなかったり、とか。
いや、欧州でもみんなすごく空気読むよ!でも読み方が違う。
言葉には気を使っているし、タブーな話題は出さないし、プライバシーには敏感だし。でも奥歯に物がはさまったような言い方や慇懃無礼な態度は好まれない。こちらの言いたい事は相手が理解しやすいようにはっきり伝えるというのは親切心からだし、相手の言っていることを真摯に聞く、のも鉄則。なので、ずけずけ言うって言うことではないし、途中で遮ったり、上から被せるのは良くない。難しいなあ。
ともかくちょっと違っているので、そこを合わせるのが大変かも、と想像してしまう。
そうそう、話は飛ぶけれど、日本食材店はるちゃん、けんちゃんの5%割引券が廃止になった。この前けんちゃんに買い物に行って、聞いてびっくりした。
何となくずっと続くものって思ってた笑。
でも元々はというと20周年記念で発券した5%割引制度だったらしい。
もう20周年なんてすっかり終わって、きっと25周年が近いのではないか?
だから本当は1年で終了するはずだったのに、多分止める機会を失ったのではないか??それでそのままずるずると5%割引券を発行し続けた、みたいな。
何でもやめ時って大切、って思った。
彼女もちょうど引き時だったのかもしれない。