道路の名前と偶数番、奇数番の建屋

ベルギーについて

住所についてちょっと考えてみる。日本だと区画みたいな”かたまり”に町名がついているけれど、欧米では、道路そのものに名前がついていて、建っている家に番号が振ってある。この道路の名前って言う方法はわかりやすくて良い。昔まだナビがそれほど普及していない頃、地図を見ながら書かれている住所にたどり着かないといけないって言う場合、この道路の名前はわかりやすい指標になった。

どんな小さな道にもどん突きになっている場所でもちゃんと名前がついている。
道の大きさによって、ショセ、ブルバード、アヴェニュー、ル、と「通り」の言い方が変化するので、住所をみるだけで、どれくらい広い道に面しているのか想像ができる。

そうそう、昔の地図には後ろに索引があって、ここでアルファベット順に道の名前が全部乗っていて、そこから目的の道を探し、するとその道に名前の横に地図の何ページのどこの座標にその道路がある、って書かれている。座標は、各ページが四角く区切ってあって、横の座標にA-B-C-D-…縦の座標に1-2-3-4…と振ってあり、索引には何ページのA5、みたいな表現だ。

そうやって辞書を引くようにして目的の道路を見つけてた。最近赴任の人とかは知らないだろうな。ブラッセル市内の地図はもちろん、海外に車で行くときはフランスだのドイツだの必要な国の地図を買いそろえ(!)、ヨーロッパの道路地図を持って、旅行に行ったものだ(笑)。今思うと面倒なことをさせられていたと思う。時代とはそういうものだ。

何だか、アッという間にナビや、グーグルマップにとって代わった気がする。本当、携帯で何でも調べられて便利になった。
そういえば、もうきっと地図も売れないだろう、最近は地図を売っているのを見なくなった。そりゃそうやろう、携帯の方が断然便利。索引なんて引いてられるかい!って思うよね。

そう、何で突然住所の話をしたかというと、今日ちょっとした発見をした。
道路に名前がついているのは、皆さん同じ認識だと思う。
それに、各家の番号だが大体、右側は偶数、左側が奇数番号が振られている。

なので、おうちを探そうとする場合、まずおうちの番号が奇数か偶数か確認。これは結構大切。
目的の道についたら、家の番号を探す。偶数番号なら偶数番号の方を見ていく。
なぜなら、偶数と奇数が必ずしも同じ感覚で進んでいくわけではないからだ。
時々偶数がもう100番近くまできているのに、同じような地点で奇数はまだ50番台くらいだったりするので、近しい番号の所を見つけるのに偶数か奇数かをチェックするのは大切なポイントだ。

ところが今日、Boulevard du Triompheを散歩していて気が付いたんだけれど、ここの住所が、偶数だけ、とか奇数だけ、じゃなく、連番になっていた。

これはちょっとびっくり。(*_*)
いつも道を歩きながら、ああ、こっちは偶数か、とか奇数か、とか思いながらい一つ飛ばしの番号を目の端で追っかけてきた。

ここにきて、一つ飛ばしにならずに連番で並んでいる、って言うのは何とも違和感がある。
この日常でない物に出会ったこの驚き、伝わるかなあ(笑)

おお、すごい、70、71、72、73、すごいすごい、と散歩しながらニヤニヤしていた😀

散歩のついでに桜の写真を撮った。
なぜか日本人は桜をみたら写真を撮りたくなる人種だ(笑)

もう、一重の桜は散りつつあり、今は八重桜がそろそろ開花しそうな感じ。

最後の桜をお楽しみください🌸

 

 

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